針治療の適応症については、非常に広範にわたり、一般的に想像されている、運動機能障害や、それに伴う痛み、神経痛や筋肉痛、自律神経失調症などだけではなく、実に様々な疾病に対して適応があります。
『こんな病気には適応ではないのではないか?』
と、お思いの方でも、とりあえずお問い合わせください、お力になれるかも知れません。
少し変わったものでは、例えば、音楽家(ピアニストの腱鞘炎、ドラマーの肩・膝等)の方の治療にも、過去多く寄与してきましたし、スポーツマンの運動障害だけではなく、能力改善のお手伝いもしてきました。
しかし、あれにも効くこれにも効くという、いい加減な万能薬の効能書きの様な事は申しません、過去三十年の経験をもとに、信頼していただける『正直な対応』を心がけ、適応の不可・優劣をお答え致します。
『効果が上がれば、何でもよい』
これが、患者さんの正直な気持ち。
より良い効果が望めるならば、そして、それが安全であれば、東洋も西洋もなく、それが患者さんの求める全てだと思います。
従って、当院の治療方針としては、鍼灸院によくありがちな、『流派』『主義』『~方式』にはこだわりません。
よりよい効果を上げるためでしたらば、西洋医学的な要素も取り入れますし、電気物理的な力の助けも使います。
また、それと同じように旧来の古典的な方法も用います。
普遍的な正解はなく、その時にその患者さんに最も効果のある治療方法を正解とします。
当然、過去の患者さんの治療経験も十分に聞かせていただきますので、『電気を使うとだめ』という方に無理にそれをすることはなく、また、『古典的な刺入する針はだめ』という方にそれをすることもありません(その場合は、SSPという無刺入型の疑似針を用います⇒小児針の項参照)。
針の傷みと消毒について
初めて針治療を受けてみようという方が、最も心配されるのは、「針は痛いのではないか?」という不安だと思います。
が、ご心配ありません。不思議に思われるかもしれませんが、針治療に使う針は、注射針や、裁縫針とは、全く次元の違う太さなのです。ちなみに当院で使用している針は最小で直径が0.14mm。
最大でも0.24mmという細さであり、且つ針の突端が痛みを伴わないように工夫された形に出来ており、ほとんど無痛で刺入されます。
次に心配なのは「消毒はどうなっているのか?」ということでしょう。これもご心配には及びません。巷では「病気を治すためにいったはずの医療行為によって、
新たな別の重篤な病気に感染してしまった」という悲劇的な事件が多くなっていますが、当院では20年以上前から、完全滅菌済みの針を、患者様1人に一回限りで使い捨てる100%ディスポーザブル針で治療をしており、感染症などの心配を防いでおります。
井上鍼灸院
静岡県三島市西本町2-13
TEL 055-972-7265
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- 8:00~10:00 予約往診のみ
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木曜日